ベトナム中間CG会合・ハイライト (2004.7.7) 2004年6月16〜17日にベトナム中部のゲアン省ヴィン市で、越政府と世銀共催により、 中間CG会合が開催されました。主なアジェンダは(1)次期社会経済5ヵ年計画(2006〜2010年)とCPRGSの関係、(2)援助効果向上と手続き調和化の2点でした。 ベトナム出張報告はこちら(pdfファイル、34KB) 今回の会合の特徴として、ベトナム政府が次期の計画策定サイクルでCPRGSを5ヵ年計画に統合する意向を表明、 討議もベトナム政府のオーナーシップを尊重する方向で進んだ点があげられます。今後、「CPRGSの特徴をもった5ヵ年計画の策定("development strategies with CPRGS characteristics")」策定にむけた支援がドナー関心の焦点になります。 援助効果向上と調和化に関しては、(1)ベトナム政府からODAマネージメントの法令改正や包括的な能力構築プログラムへの取組み、 (2)ドナー側から調和化・簡素化に向けた作業進捗状況等の報告がありました。なお、昨年12月のCG会合後に援助効果向上パートナーシップグループ (PGAE)が設置され、日本が議長を務めることになりました。また、世銀PHRD基金を通じて、包括的な能力構築プログラムの実施を支援する旨も表明しました。 (日本の様々な取組み・イニシャティブについては、Japan Newsをご参照。) また、今回、現地視察サイト先の1つとなったJICAリプロダクティブヘルス・プロジェクトに関し、 本会合において、視察に参加した国際NGOの代表(Population Council)より「真に現場に密着した素晴らしい事業」との賞賛が寄せられました。本JICA事業は日本のJOICFP(日本のNGO)との連携で1997年に始まり、 現在展開中の第2フェーズでは事業対象をゲアン省の469コミューン全て(19県)に拡大し、 (1)村レベルでのコミュニティ・ヘルス・センターと省、県の監督・指導にかかる能力強化、(2)住民組織を通じた保健教育の強化、(3)中絶や生殖器系感染症対策強化、 (4)保健管理情報システムの構築等、現地密着型で能力構築を支援しています。 世銀プレスリリース “An Informal Mid-year Consultative Group Meeting for Vietnam” (世銀ベトナムオフィス、ホームページへのリンク) |
Japan News III |
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