大規模インフラの経済成長・貧困削減効果/CPRGS拡大
背景 ベトナム政府は、昨年12月のCG会合の結果を受けて、CPRGS(包括的貧困削減成長戦略、ベトナム版PRSP)の中に大規模インフラの役割を盛り込んだ章を追加する拡充作業を行っています(2003年秋にドラフト作業を終え、12月のCG会合で報告予定)。
日本政府は、ベトナム側のオーナーシップのもとで進んでいるCPRGS拡大作業を支援するために、分析的調査を行い、ベトナム政府関係者の参考に資するとともにドナーなどと広く認識を共有する方針を打ち出しました。こういった背景のもと、GRIPS開発フォーラム(大野泉・二井矢由美子を中心とするタスクチーム)は、在越日本大使館の依頼により、JBIC、JICAを始めとする日本の経済協力関係者と連携して、分析的調査に取組んでいます。(調査タイトル:Linking Economic Growth and Poverty Reduction―Large-Scale Infrastructure in the Context of Vietnam's CPRGS) なお、このペーパーはベトナム中間CG会合でも配布されました。
本調査は、パートナーシップの精神にのっとり、世銀、ADB、DFID、AusAIDといったベトナムでインフラ支援に関心をもつドナーと連携しつつ進められています。主な調査スケジュールは以下のとおりです。
コンセプト・ペーパー: |