GRIPS開発フォーラム 更新日時:2009/09/17

ガーナ国別援助計画 改訂作業に向けて

<2006年9月6日に政府承認され、本作業は完了していますが、
関連情報を
引き続き掲載していきます。>

改定作業情報 関連企画 参考情報

ODA総合戦略会議の決定(2004年7月第16回)をうけて、「ガーナ国別援助計画」改訂作業が始ま りました。ODA改革の一環として設置された同会議のもとで行われる国別援助計画としては、アフリカではガーナとエチオピアが最初の取組みになります。ガーナでは、昨年度から現地ODAタスクフォースによる改訂イニシアティブが始まっています。GRIPS開発フォーラムも、大野泉(東京タスクフォース主査)を含むチームが本作業に参画しています。

本ウェブサイトでは、「ガーナ国別援助計画」改訂作業にかかわる情報を広く紹介していきます。外務省の関連ウェブサイトと併せて御覧ください。また、皆様からのご意見・コメントも随時受け付けておりますので、どんどんお寄せ下さい。お待ちしております。


改定作業情報 作業体制とスケジュール / 基本認識 / 作業 状況(会合) 
作業体制とスケジュール
基本認識
  • 近年の援助環境の変化をふまえ、昨年度から現地ODAタスクフォースにおいて国別援助計画を見直す取組みが始まっており、こういった現地主導によるイニシャティブを尊重しつつ「ガーナ国別援助計画」改訂作業を進める。

  • 現行の国別援助計画(2000年6月策定)以降に顕著になった、援助環境の変化は以下のとおり。これらは日本が対ガーナ援助において動員可能なリソース、援助実施体制・アプローチ、重点課題・分野の絞り込み方等に著しい影響を及ぼすもので、今回改訂はこういった変化に対応する必要がある。

    @拡大HIPCイニシャティブ適用申請(2001年3月)および完了時点到達(2004年7月)に伴う対ガーナ債権放棄決定
    Aガーナ貧困削減戦略(GPRS、2003年3月に策定完了)を中心とした援助協調の活発化
    B一般財政支援やセクター・ワイド・アプローチ(SWAp)に代表される新しい援助アプローチの展開

  • 拡大HIPCイニシャティブ適用の結果、当面、有償資金協力は供与困難になったが、他方、日本の対ガーナ債権放棄額(約964億円)は同イニシャティブ適用国の中で最大である。従って、今後とも外務省、JICA、JBICのオールジャパン体制のもとで支援のあり方を検討することは重要である(既往借款の効果発現や債権放棄で「浮いた」資金の有効活用モニタリングへの配慮等)。

作業状況

東京タスクフォース会合

第1回東京タスクフォース会合 2004年9月22日 作業方針および現地タスクフォースの基本認識ペーパーの検討。論点整理の開始。
第2回東京タスクフォース会合 2004年10月26日 論点整理と内容構成案の検討。債権放棄とPRSP支援、我が国の対ガーナ援助の評価等。 
第1回現地協議 2004年11月8日〜11月21日 論点整理と内容構成案の主な検討事項、及びセクター分析にかかる現地タスクフォースとの協議。

ガーナ政府、ドナー、有識者との意見交換・情報収集。

第3回東京タスクフォース会合 2004年12月1日 現地協議結果の報告、過去の援助の評価(教育分野協力評価)等。
第4回東京タスクフォース会合 2005年1月27日 2004年12月の大統領選挙結果、経済・政治情勢の説明。第一次案の検討。
現地タスクフォースとのTV会議 2005年3月15日 援助計画基礎調査、及び協力プログラム案の概要説明。第一次案にかかる現地との意見交換。
第5回東京タスクフォース会合 2005年4月4日 農業、及び産業セクターに関する専門家プレゼン・支援の方向性の検討。
第6回東京タスクフォース会合(現地とのTV会議) 2005年4月22日 第二次案の検討。セクター分析を踏まえた協力プログラムの検討
現地タスクフォースとのTV会議 2005年5月17日 重点開発課題事項(案)の検討
第2回現地協議 2005年5月28日〜6月1日 第二次案にかかるガーナ政府、ドナー等との協議、現地ワークショップ
現地タスクフォースとのTV会議 2005年9月16日 成果志向の考え方、マト リックス(案)の検討
東京・現地タスクフォース 2005年9月〜2006年2月 最終案作成・検討

ODA総合戦略会議

第17回ODA総合戦略会議 2004年9月27日 作業方針案の報告 (pdfファイル、19KB)
同会議のポイント
第22回ODA総合戦略会議 2005年6月6日 中間報告
第26回ODA総合戦略会議 2006年6月22日 最終案報告
(外務省HPへリンク、pdfファイル)
*委員の先生方から了承を得られました

関係省、機関との協議

第1回各省協議 2005年5月11日 作業の経緯と骨子(案)の説明
第2回各省協議(合議) 2006年2月〜3月上旬

(2006年3月)

最終案へのコメント・調整

(最終案について各省合議終了)

関連企画〜改定作業の総括と今後に向けて
 GRIPS開発フォーラムセミナー「ガーナ国支援環境と日本の役割〜オールジャパンの援助計画への模索」 2006年7月5日開催、於:GRIPS

―大野泉 発表資料(53KB)、別添資料(48KB)
―中瀬崇文 発表資料(325KB)
―松田徳子 発表資料(46KB)
議事録(40KB)

 「国別アプローチ強化への取り組み〜ガーナ現地ODAタスクフォースとの意見交換会」2006年8月3日開催、於:在ガーナ日本大使館

―大野泉 レジメ資料(210KB)
―現地ODAタスクフォース 議事録(113KB)

参考情報
 ガーナ経済社会指標
 ガーナMDG関連指標
ガーナにおける日本の援助の位置づけ

*上記は支出純額ベース。IMFを除く。


*支出額ベース。上記のローンはグロスで算出。
*出所:OECD (2004), Geographical Distribution of Financial Flows to Aid Recipients 1998-2002.

参考文献&現地主導の取り組み

関連リンク

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