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Institute for Policy Studies

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開発フォーラムの概要

「開発フォーラム・プロジェクト」は、2002年1月にGRIPSの研究プロジェクトの一つとして発足しました。 政府開発援助(ODA)・経済協力分野における政策研究・発信活動に着手しています。 なお本プロジェクトは、文部科学省・外務省・FASID(国際開発高等教育機構)・JICA(国際協力機構)・JBIC(国際協力銀行)の協力を得て運営されています。

「開発フォーラム・プロジェクト」の目的

学際的な政策研究機関としてのGRIPSの比較優位を生かして、国際開発・経済協力分野における戦略的かつ政策志向の研究調査を実施し、また内外に積極的な発信活動を行ないます。

GRIPSが有する幅広い知的ネットワーク(内外の政府機関、大学、研究機関、IMF・世銀・ADB等)を活用して、国際開発・経済協力分野における研究ハブ機能を確立・強化します。

成果の質と政策へのインパクトを重視し、既存の研究方法や組織の枠にとらわれない新たな研究イノベーションをめざします。

背景と問題意識

政府開発援助(ODA)・経済協力は、日本の国際貢献や外交政策の主要ツールと位置づけられています。しかしながら、1)情報公開の進展と国民の厳しい眼(効率性・透明性の要求)、2)「量」から「質」拡充への転換を意識した近年のODA改革の動き、3)グローバルな課題の重要性(IT、環境、民間セクターの役割拡大、紛争解決など)、4)貧困問題への世界的取組み、5)開発協調の流れ、6)国際金融システム再構築の議論の活発化等といった内外環境の劇的変化により、現在、重要な岐路に直面しています。

このような環境変化に対応し、すでにODA改革懇談会(第1次(1997-98年)、第2次(2001-02年))、円借款懇談会(2000年)をはじめとして、官・民・財界・学界・NGOを含む多様な有識者・ステークホールダーにより、今後の日本の開発援助・経済協力のあり方、国際機関の打出した新開発戦略への対応などにつき、活発な議論が展開されています。特に昨今の緊縮財政に伴うODA予算削減や行政改革の流れは、これらの課題への緊急な対応を促すとともに、これらの知的努力を踏まえ、抜本的・包括的な政策検討を行なう絶好の機会を提供しています。

活動・発信方法

既存の枠組みにとらわれず、研究ニーズを最優先して、研究調査・交流、情報収集・分析、政府や国際機関への働きかけ、講演、セミナー、出版、知的ネットワークづくり、パイロットプログラム実施などの各種ツールを機動的かつ効果的に組合せます。

出版物等は次のとおりです。

  • ポリシー・ミニッツ(和・英):様々な関係者から意見を聴取した上で、政策提言を目的として、「開発フォーラム・プロジェクト」の責任において作成。
  • ディスカッション・ペーパー(和・英):本プロジェクトの趣旨に沿ったテーマに関する研究ペーパー。専門性を重視し、執筆者の責任において作成。
  • ポリシー・ノート(和・英):国際開発・経済協力分野での最新の政策イシュー、論点等をまとめたブリーフ。
  • ホームページ(和・英):本プロジェクトの概要や活動を紹介。常時更新。
  • 商業ベース、その他の書籍。

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