PRSPと日本の貢献(学会報告)

 2002年11月30日及び12月1日に上智大学にて「第13回国際開発学会・全国大会」が行われました。GRIPS開発フォーラムの大野(泉)と二井矢も貧困削減戦略(PRSP)に焦点を当てた「PRSPと日本の貢献」セッション(12月1日午前の部)に参加し、「PRSPの多様化―成長志向型貧困削減のモデルとしてのベトナム―」を発表しました。このセッションは座長に拓殖大学教授の柳原透氏、コメンテーターに一橋大学名誉教授の石川滋氏と国連開発計画駐日代表の弓削昭子氏といった豪華メンバーを迎えて行われ、多くの参加者を交えて活発な議論が繰り広げられました。

 このページでは、同セッションの発表内容、コメンテーターおよび会場から寄せられたコメント、また我々の発表に関したコメントに対する現時点での回答をご紹介します。セッションにご参加頂いた皆様、そして有益なコメントをお寄せ下さった方々に対し、心より御礼申し上げます。引き続き、研究を深めていきたいと思っております。

セッション11 「PRSPと日本の貢献」 (9時15分〜12時)


セッション概要はこちら

座長: 柳原透(拓殖大学)  
コメンテーター: 石川滋(一橋大学名誉教授) コメント要旨
弓削昭子(UNDP駐日代表) コメント要旨
1.「PRSP体制」の意義と課題 柳原透(拓殖大学) 報告論文(pdfファイル、33KB)
OHP資料(wordファイル、27KB)
プレゼンに寄せられたコメント及び現時点での回答
2.「開発戦略としてのPro-Poor Growth」 栗原充代(国際協力銀行)
山形辰史(アジア経済研究所)
報告論文(pdfファイル、114KB)
OHP資料(pdfファイル、40KB)
3.「PRSPの多様化
―成長志向型貧困削減のモデルとしてのベトナム―」
大野泉(GRIPS開発フォーラム)
二井矢由美子(同上)
報告論文(pdfファイル、45KB)*フル論文はこちら(pdfファイル、110KB)
レジュメ(pdfファイル、16KB)
パワーポイント(259KB)
プレゼンに寄せられたコメント及び当方の現時点での回答
4.「アフリカにおける貧困削減
―PRSPの基本的な方向性―」
笹岡雄一(国際協力事業団) 報告論文(pdfファイル、51KB)
配布資料(pdfファイル、30KB)

関連報告

開発学 〜日本からの発信    
「日本の経験、モデル化、途上国への含意と教訓」 佐藤寛(アジア経済研究所) 報告論文(pdfファイル、15KB)
「日本の知的貢献:普遍的理想論から
失敗を語る援助へ」
高橋基樹(神戸大学) 報告論文(pdfファイル、91KB)
PRSP・援助協調関連    
「PRSP(貧困削減戦略ペーパー)についての暫定的考察」 牧野耕治(国際協力事業団) 『国際協力研究』2002年4月 Vol.18 No.1 (通巻35号) 特別報告(JICAウェブサイトへのリンク)
「セクター・ワイド・アプローチと日本の選択」 古川光明(国際協力事業団) 報告論文(pdfファイル、45KB)
OHP資料(pdfファイル、80KB)

[PRSP研究:開発戦略のページ][PRSP研究:実施枠組み&援助協調のページ]