GRIPS Development Forum

一般財団法人 CSOネットワーク＆ GRIPS開発フォーラム　主催

民間開発支援（PDA)に関する勉強会
～民間開発支援の開発効果を考える～

1. 本勉強会の趣旨

1990年代以降、途上国開発において、企業や財団、NGOなどの民間アクターによる支援がその規模や影響力を増している。従来の援助効果の議論には必ずしも含まれてこなかった民間アクターによる開発支援が、これまでの援助設計の再考を促す可能性があることを踏まえ、ODA関係者や研究者をはじめ様々な方面から民間開発支援に強い関心が寄せられている。しかし、未だその情報は断片的であり、規模や効果などに関する包括的な実態は今後、明らかにしていく必要がある。

民間アクター自体が多様であり民間開発支援は広範囲にわたるが、本勉強会では、民間企業による開発支援に焦点をあてる。そして、ビジネスの開発効果を最大化するためにどのような取組みが必要か、どのような努力がなされているのか、ODAや国際開発機関、NGOはどのように連携していけばよいか等について、具体的な事例を交えて検討していく。

具体的には、民間連携を進めている国際開発機関や途上国で貧困層を対象としたビジネスに携わっている企業の事例や評価手法等について学び、開発効果という観点から留意すべきことや現場での課題などを共有することをめざす。並行して、議論をすすめていくための共通基盤となりうる開発効果測定の枠組みや手法についても既存情報を集め、リスト化や、可能であれば分類・マッピングも行っていく。

2. 運営

日時：　5回/年程度　2時間程度　（うち1回はオープンセミナー形式とする）

会場：　政策研究大学院大学（GRIPS）　Tel:03-6439-6337　（担当：開発フォーム飯塚）

主催：　一般財団法人 CSOネットワーク／政策研究大学院大学（GRIPS）開発フォーラム

問合せ：　E-mail: info@csonj.org / Tel: 03-3202-8188 (担当：CSOネットワーク長谷川）

資料等：　配布資料および議論の概要はCSOネットワーク及び、GRIPSのウェブサイト上に掲載。発言内容は匿名とする。
　　　　　　

　一般財団法人CSOネットワークのHPもご覧ください >>> CSO Network Japan

勉強会の内容と参考資料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第5回(公開シンポジウム）

テーマ：投資による社会課題解決に向けて
　　　　　　　　　　　　　　～社会的投資・インパクトインベストメントへの期待～

日時：2013年2月28日（木）18：30～20：45
会場：政策研究大学院大学（GRIPS）5階　講義室L

当日プログラム：　

◆「社会課題解決のための民間投融資について」
　　　　　　　　　　　　足達英一郎氏　株式会社　日本総合研究所理事　

◆「日本発の社会的投資ファンドの挑戦」
　　　　　　　　　　　　土谷和之氏　ARUN合同会社ディレクター
　　　　　　　　　　　
◆「未来を創る投資　－インパクト・インベストメント－」（PDF1,164KB)
　　　　　　　　　　　　岩井亨氏　大和証券株式会社　広報部副部長（CSR課長）

◆「社会的投資：途上国開発の新たな可能性」（PDF450KB)
　　　　　　　　　　　　大野泉　政策研究大学院大学開発フォーラム　教授
　
◆パネルディスカッション
　モデレーター：　足達英一郎氏　株式会社　日本総合研究所理事
　総合司会：　黒田かをり氏　一般財団法人CSOネットワーク　事務局長・理事　　

議事録

第4回

日時：2012年3月14日（水）15：00～17：00
会場：政策研究大学院大学（GRIPS）4階　研究会室4A

当日プログラム：
1.　民間開発支援の規模推進調査について　　
　　　　　　　　　　山内　直人氏　（大阪大学大学院　国際公共政策研究科　教授）

2.　BOPビジネスと開発・社会性評価について
　　
　　◆「BOPビジネス支援の課題と方向性」　　
　　　　　　　　　　若林　仁氏　（JICA民間連携室連携推進課　課長）
　　◆「BoPビジネスの発展ステップと資金調達手法　
　　　　　　～BoPビジネスファンド・ビジネスコンテストがなぜ社会性評価を重視するのか？～」
　　　　　　　　　　平本　督太郎氏（株式会社野村総合研究所　公共経営戦略ｺﾝｻﾙﾃｨﾝｸﾞ部　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　副主任ｺﾝｻﾙﾀﾝﾄ）　

3.　ディスカッション
（質疑応答・意見交換等）
　

議事録

当日発表資料等：　　
①「BOPビジネス支援の課題と方向性」（PDF 547KB)

　

第3回

日時：2011年11月8日（火）15：00～17：15
会場：政策研究大学院大学（GRIPS）4階　研究会室4A

当日プログラム：
1.　本勉強会趣旨説明

2.　「英国支援プラットフォーム Business Innovation Facility の最近の動向と日本企業の動き」
　　　　　　　　　　　木村亮介氏（プライスウォーターハウスクーパース株式会社　アソシエイト）

3.　「開発とビジネスの視点をどう融合させるか：　英国とドイツの経験から」
　　　　　　　　　　大野泉（政策研究大学院大学（GRIPS) 教授）　

4.　ディスカッション
　　・参加者自己紹介
　　･質疑応答/意見交換

議事録

資料等：
① 「BIFのプロジェクトアップデートおよび SIDA IAP との連携：日本との関連性は」（PDF 2461KB)
② 「開発とビジネスの視点をどう融合させるか　～英国とドイツの経験から～」(PDF 410KB)
③ 「Measuring Value of Business Call to Action Initiatives: A results Reporting Framework」
（こちらのサイトを参照）

　

第2回

日時： 2011年9月9日（金）15：00～17：00
会場：政策研究大学院大学（GRIPS）4階　研究会室4A

当日テーマ：
「国際機関（IFC, UNDP）によるInclusive Businessへの取り組みや評価手法の事例紹介」

当日プログラム：

1.　PDAの量的把握について　　　長谷川雅子氏（CSOネットワーク　プログラム・オフィサー）

2. Inclusive Markets Development ～UNDP-民間セクター連携イニシアティブ～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西郡俊哉氏（UNDP東京事務所　広報・市民社会担当官）

3. IFCのInclusive Businessへの取り組み及び評価手法の事例紹介

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　杉田道子氏（IFC東京事務所　リサーチ・アナリスト）

4.　ディスカッション　

　　・参加者自己紹介

　　・意見交換

議事録

資料等：

① 民間開発支援(PDA)の量的把握調査の進捗状況について

② 「IFCのInclusive Businessへの取り組み及び評価手法の事例紹介」

第1回　　

日時： 2011年7月4日（月）14：00～16：00
会場： 政策研究大学院大学（GRIPS）4階　研究会室4B

当日プログラム

1.　本勉強会の趣旨説明　　　大野泉（政策研究大学院大学　教授）

2.　CSOネットワーク「民間による開発プロジェクト」概要説明
　　　　　　　　　　　　　　　長谷川雅子氏（CSOネットワーク　プログラムオフィサー）

3.　開発効果の測り方、評価の枠組み等について　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　黒田かをり氏（CSOネットワーク　共同事業責任者）

4.　CSOの開発効果　　　　今田克司氏（CSOネットワーク　共同事業責任者）

5.　Poverty Footprint　途上国におけるビジネスと貧困削減
　　　　　　　　　　　　　　　　　　米良彰子氏（オックスファム・ジャパン　事務局長）

6.　ディスカッション
　　・参加者自己紹介
　　・問題意識の共有、討議

7.　その他

議事録

当日発表資料
①　CSOネットワーク「民間による開発支援プロジェクト」概要
②　開発機関、民間財団、市民社会組織（CSO)による評価の枠組み等
③　CSO Development Effectiveness CSOの開発効果
④　Oxfam Poverty Footprint　途上国におけるビジネスと貧困削減
⑤　民間開発支援（PDA）に関する勉強会、補足資料（GRIPS開発フォーラム作成）

参考資料

The Index of Global Philanthropy and Remittances 2010
（Hudson Institute)

関連機関の
民間連携WEBサイト

外務省
MDGs官民連携ネットワーク

JICA
BOPビジネスとの連携

UNDP
UNDPと民間アクター

IFC
インクルーシブ・ビジネス

USAID
Global Partnership

Oxfam
Poverty Footprint

　

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