開発援助の国際潮流

出張報告を含め、主要ドナーの動向をレポートします。

更新事項
  • 2007年対ベトナム支援国会合(CG会合)      
    (2007年12月)当フォーラムの島村真澄は、12月6〜7日にかけてベトナム(ハノイ)で開催されたCG会合にオブザーバー参加しました。会合のテーマは”Laying the Foundations for Sustained Development”で、国際社会でのステータスを固め、更なる経済社会発展を目指すベトナムのこれまでの成果と今後の課題が活発に討議されました。アジェンダは「2007年の社会経済状況と社会経済開発十ヵ年戦略(2010〜2020年)の準備」、「WTO加盟後1年の進展と潜在的な社会インパクトへの対応」、「調和化および援助効果向上」、「ガバナンスと制度改革(行政改革・汚職防止・法整備/司法改革)」でした。今次CG会合の所感を現地の援助潮流とあわせてまとめましたので是非ご覧下さい。MORE(CG会合・出張報告、pdfファイル、69.51KB)

  • 教育セミナー報告
    (2007年10月)先般10月18日(木)に教育協力NGOネットワーク(JNNE)、名古屋大学、FASIDと共催で、セミナー「教育開発における自助努力と財政支援」を開催致しました。第一部では「援助による経常経費支援は必要か?」と題し、教育セクターにおける経常経費支援の是非について議論しました。
    第二部では「自立的発展のための政策形成」に着目し、タンザニア、カンボジアの事例経験を現地から招聘したパネリストの方々にお話頂き、その後、自主発展のための援助提言を伺うという、現状、そして今後を見据えた貴重なお話を伺える充実したセミナーとなりました。
    当日の配布資料はこちらからご覧頂けます。

  • 英国出張報告
    (2007年9月)大野健一、大野泉、尾和潤美は、9月10〜14日にロンドンを訪問しました。主な目的は、英国の国際開発政策の最新動向を把握し、当フォーラムの2008年に向けた研究イニシアティブや英国側の関心事について意見交換すること、日本のODA改革の参考にするため英国の取り組みを情報収集することでした。TICAD IVや洞爺湖サミットをにらんで、日英の比較優位を活かしたアフリカ支援のあり方を意見交換する機会にもなりました。出張報告とDFIDでのセミナー資料はこちら をご覧下さい。MORE(出張報告、pdfファイル、240KB)、MORE(PPT資料、pdfファイル、187KB)
  • ''The Local Meanings of Educating All, and the Process of Adopting EFA Development Goals in Kenya, Tanzania, and Ethiopia''
    (2007年8月)当フォーラムの山田肖子がアフリカの研究者と共同に行ってきた調査をもとに、標題の本を出版しました。国際社会で選択された開発目標が各途上国の政策目標になっていく時、社会はどのように受け止めるか、その受けとめ方について、ケニア、タンザニア、エチオピアで調査をし、比較を行いました。第1章が概要で、第2章から第4章が各国のケース・スタディになります。是非ご一読下さい。MORE (pdfファイル、992KB)

  • 開発フォーラムセミナー報告
    (2007年6月)先般6月7日(木)に開催したセミナー(政治的ガバナンス、経済改革、援助効果向上:フィリピン・ラモス政権の取組みと課題)の概要を掲載しました。ゲストスピーカーにお迎えしたフィリピン大学のDante B. Canlas教授はラモス政権下でNEDA(国家経済開発庁)副長官を務め、行政のリーダーとしてさまざまな改革に取り組んでこられました。同氏の実際の経験について、政治的文脈も踏まえつつ紹介頂きました。フィリピンの取組みは他のアジアの途上国およびアフリカが直面する課題についても示唆するところが多く、自由討論では参加者間で活発な議論が行われました。MORE(PPT資料、61KB)、MORE(発表資料、145KB)、MORE(セミナー概要、65KB)、MORE(議事次第、77KB)

  • 2007年対ベトナム中間CG会合(支援国会合)
    (2007年6月)当フォーラムの島村真澄が6月1日にベトナムのハロン市で開催された中間CG会合にオブザーバー参加しました。会合のアジェンダは「過去5ヶ月間の社会経済状況の進展と今後6ヶ月間の重点分野」、「五ヵ年計画(2006〜2010年)のモニタリング・評価」、「汚職防止」、「WTO加盟後の公約の実施」、「援助効果向上および調和化」でした。さらに、現在ベトナムが直面する新たな問題として「水資源と公衆衛生」、「HIV/AIDS」、「交通安全」の3分野における課題についても活発な議論が行われました。今次中間CG会合の所感を現地の援助潮流とあわせてまとめましたので是非ご覧下さい。MORE(pdfファイル、315KB)
  • 第3回VDF-Tokyoベトナム開発カンファレンス
    (2007年5月)ベトナム研究者の皆様、お待たせしました!VDF-Tokyoが毎年行っている恒例の開発カンファレンスを6月2日(土)の9:45分より、本学で開催することとなりました。今年の基調講演者は、Mekong Economics Ltd.のチーフエコノミストであるDr. Adam McCartyと本学教授の大野健一です。参加ご希望の方はプログラムをご覧下さい。LINK(プログラム、VDF-Tokyoウェブサイト内)
  • 「開発プロセス管理と援助」最終報告書完成
    (2007年4月)2005年7月より実施してきた調査「開発プロセス管理と援助」の最終報告書が2007年3月にやっと完成しました。本報告書ではタイ・マレーシア・フィリピンを事例に、他国からの援助資金をどのように管理し、開発計画の策定、予算化、他省庁との調整を行ってきたかを探っています。各国の開発への道筋のつけ方を比較することにより、現在の途上国への示唆を導きだしています。ぜひご高覧ください。MORE(pdfファイル、1.6MB)
  • 英国出張報告会・意見交換会
    (2007年4月)去る3月28日、GRIPS開発フォーラムでは英国援助の最新動向と2008年に向けた日本の戦略に関する意見交換会を実施しました。当日は、内閣官房、外務省、財務省、経済産業省、JICA、JBIC、国際機関、NGO、コンサルタント及び研究者を含む19名の方にご参集頂き、日英の援助政策の相違に基づくパートナーシップの可能性、2008年に向けた日本の援助政策(G8サミット、TICADW等)の方向性について、2時間に亘り議論を繰り広げました。当フォーラムでは、2008年に向けて今後も援助関係者、研究者の方々と意見交換を促進することにより、より良い日本の援助政策・実施のために研究の立場から貢献していきたいと思っています。MORE(議事録、26KB)
  • 「開発プロセス管理と援助」調査フィリピン出張報告
    (2007年3月) GRIPS開発フォーラムは、昨年度より取り組んでいる「開発プロセス管理と援助」調査の一環として、2007年3月12日〜17日にフィリピン(マニラ)を訪問しました(調査チームは大野泉・島村真澄)。今回の現地調査の目的は、@本研究成果の対外発信と意見交換、Aフィリピンの有識者・実務者とのネットワークの構築・強化でした。現地政府関係者、開発援助実務者、研究者等ステークホルダー毎に意見交換会を開催しました。主な論点と今後の当フォーラムの取り組みの方向性をまとめましたので、是非ご一読下さい。なお、配布資料は、「開発プロセス管理と援助」ウェブサイトからもダウンロードできます。MORE(出張報告書 29KB)、MORE(大野プレゼン資料、68KB)、MORE(島村プレゼン資料、64KB)
  • 寄稿論文「SWApによる教育セクター改革の成果と課題、及び政治的影響の考察:カンボジアを事例として」
    (2007年3月)この度、元JICAの専門家で現CDCインターナショナル教育事業部長の清水和樹氏より、標題の論文を寄稿していただきました。清水氏は、JICAの専門家としてカンボジア教育省のアドバイザーを務められており、ご自身の経験を踏まえてレポートを執筆されました。レポートの中では、今後の日本の教育支援のあり方についても触れています。ぜひご一読下さい。MORE(242KB)
  • 英国出張報告
    (2007年3月) 当フォーラムの大野健一、大野泉、島村真澄、尾和潤美は、2月13〜20日に英国を訪問しました。主な目的は、当方活動・研究成果の発信、英国の援助戦略や研究の重点分野等の聴取、日本の援助政策・ODA改革に係わる情報提供、英国の開発援助係者・研究者との更なるネットワークの強化でした。日本の援助にとって重要なマイルストーンである2008年に向けて、日英双方にとってのチャンスと課題を考える有意義な機会となりました。出張報告を是非ご覧下さい。全てpdfファイルです。

    1. 出張報告書メイン(62KB)
    2. 添付1:出張面談者リスト(29KB)
    3. 添付2:ベトナム とASEANの工業化戦略についての発表資料(大野健一、207KB)
    4. 添付3:リーダーシップと政治体制についての発表資料(大野健一、91KB)
    5. 添付4:開発プロセス管理と援助についての(一部)紹介資料(島村、89KB)
    6. 添付5:日本のODA改革についての発表資料(大野泉、75KB)
  • ベトナム出張報告 2006年対ベトナム支援国会合(CG会合)
    (2006年12月) 当フォーラムの島村真澄が12月14〜15日にかけてベトナム(ハノイ)で開催されたCG会合にオブザーバー参加しました。WTO加盟・APEC開催が象徴するように、今回の会合はベトナムが新たな発展段階に入ったことを意識させる会合でした。最大のテーマは、新五ヵ年計画(2006〜2010年)の実施:"From Plan to Action"で、@経済成長とビジネス環境、A社会開発と環境面における持続可能な開発、B法整備・制度基盤の各議題について、WTO加盟後のベトナムの経済社会環境の変化を念頭においた討議が行われました。また、援助効果向上についても活発な議論が行われました。今次CG会合の所感を現地の援助潮流とあわせてまとめましたので是非ご覧下さい。MORE(pdfファイル、61KB)
  • ベトナム出張報告 2006年対ベトナム中間CG会合(支援国会合)
    (2006年6月)当フォーラムの島村真澄が6月9〜10日にかけてベトナムのニャチャンで開催された中間CG会合にオブザーバー参加しました。ベトナム政府の次期五ヵ年計画(2006〜2010年)の3本柱:@経済成長・ビジネス開発、A社会的包含性(Social Inclusion)、B環境面における持続可能な開発が紹介され、活発な議論が行われました。ベトナム側の対応が注目されるガバナンス強化への取り組みについても討議が行われました。今次中間CG会合の所感を現地の援助潮流とあわせてまとめましたので是非ご覧下さい。MORE(pdfファイル、63KB)
  • フィリピン出張報告 「開発プロセス管理と援助」調査
    (2006年3月)GRIPS開発フォーラムは、「開発プロセス管理と援助」調査の一環として、2006年3月14日〜18日にフィリピンを訪問しました(調査チームは大野泉・島村真澄・平尾英治)。今回のフィリピン出張は、昨年10月の第一次調査(タイ、マレーシア、フィリピン)と本年1月のタイ、マレーシア出張に続くもので、 現在のフィリピンの開発行政制度の基盤ができた1986年(民主化プロセス)以降の制度構築の取組みや課題などについて情報収集を行いました。本調査にフィリピンを分析対象に含めることにより、開発計画と予算のリンケージ、援助マネジメント、政治的要因、地方分権化をめぐる課題など、今日の途上国にも有用な示唆を導くことも意図しています。今回の出張報告を是非ご覧下さい。 ご意見・コメント等を歓迎致します。MORE(pdfファイル、65KB)
  • 英国出張 「Asia 2015」 in London
    (2006年3月)3月6〜7日に英国DFID、世銀、ADBの共催によりロンドンでAsia2015国際会議が開催されました。本会議は、めざましい成長を遂げつつも世界の貧困人口の2/3がアジアに集中している点をふまえ、MDGs達成のためにアジアが直面する課題について議論し、国際支援の拡充を謳ったものです。 ブレア英首相、ベンDFID開発大臣、黒田ADB総裁、アジア途上国政府閣僚を含む多くの開発援助関係者が出席し、日本からは遠山政務官を代表として、外務省・財務省・JBIC・JICA幹部が参加しました。GRIPSの大野泉も参加する機会を頂きました。当方にて会議参加報告をまとめましたので、ご覧ください。MORELINK(Asia2015公式サイト)
  • タイ・マレーシア出張報告 「開発プロセス管理と援助」調査
    (2006年2月)GRIPS開発フォーラムは、「開発プロセス管理と援助」調査の第二次調査として、 2006年1月15日〜27日にタイとマレーシアを訪問しました(調査チームは大野泉・島村真澄・平尾英治)。 今回出張はタイとマレーシアの経済成長のキャッチアップ期(1970〜80年代)に焦点をあてて、 両国の開発行政・援助管理メカニズムが実際にどのように機能したのか、実態面を中心に情報収集を行いました。 本調査では、途上国の視点にたって、能力開発や援助効果向上といった課題に取組むうえでの示唆を導くことも意図しています。 今回の出張報告を是非ご覧下さい。ご意見・コメント等を歓迎致します。 MORE (pdfファイル、136KB)
  • 2005年対ベトナム支援国会合(CG会合)
    (2005年12月)当フォーラムの島村真澄が12月6〜7日にかけてベトナム(ハノイ)で開催されたCG会合にオブザーバー参加しました。 今次CG会合の最大のテーマであるベトナム政府の次期五ヵ年計画(2006-2010年)について活発な意見交換が行われました。 @次期五カ年計画(案)の概要、A経済成長とビジネス環境、B貧困削減と社会的包含性、C環境面における持続可能な開発、 D法整備・制度整備に加え、ベトナムのWTO加盟、援助効果向上、鳥インフルエンザ等が議題となりました。 その報告として、今次CG会合の所感をベトナムにおける援助潮流とあわせてまとめましたので是非ご覧下さい。 MORE(pdfファイル、51KB)
  • 英国出張記録
    (2005年9月)2005年9月11日〜18日まで学会への報告を兼ねて英国へ出張しました。教育研究および教育援助概況についてまとめました。MORE(pdfファイル、20KB)
  • 英国面談録
    (2005年4月)2005年3月29日〜4月3日まで英国へ出張しました。Adrian Wood氏(DFID)、Tony Killick氏(ODI)、Robert Cassen氏(LSE)と個別に面談し、最近の英国の援助動向についてヒアリングしてきました。MORE(面談録、pdfファイル、34KB)
  • DFID研修報告
    外務省経済協力局調査計画課・横林直樹「英国国際開発省(DFID)研修報告(2004年1月19日〜2月13日)」 (DC開発フォーラム・ホームページ内、ワードファイル、106KB)
  • UNCTAD専門家会議
    (2003年6月)「低開発国の新貿易・開発戦略」に関するUNCTAD専門家会議(ジュネーブ、6月10、11日)でGRIPSの大野健一が東アジア経験を報告し、また日本との連携の可能性を探りました。議論は活発でした。 UNCTADはPRSPや途上国の急速な貿易自由化に懐疑的です。MORE(議事録) MORE(英語議事録)MORE(発表スライド、pdfファイル536KB)
  • DFIDアジア事務所長会議
    (2003年4月)DFIDアジア事務所長会議が東京で行われました。GRIPSの大野健一がDFIDアジア事務所長を対象に日本の援助政策についてセミナーを行いました。MORE(詳細報告) MORE(スライド)
  • 貧困削減効果における大規模インフラの位置づけ
    (2003年3月)3月9日〜3月14日までワシントンDCへ出張しました。世銀によるインフラ整備への新たな取り組みおよび標題の概念整理を紹介します。皆様からのコメントをお待ちします。MORE(pdfファイル、32KB)

  • OECD DACでセミナー・意見交換
    (2003年1月)本フォーラムはパリで日本語・英語のセミナーを実施し、 Pro-poor growth、東アジア経験、日本の貢献等につき意見交換を行いました。MORE(概要) MORE(スライド)
  • 日米経済セミナー「ミレニアム・チャレンジ・アカウント」
    (2003年1月)東京アメリカンセンターにて日米経済セミナーが行われ、MCAについて米国議会図書館議会調査局上級分析官のラリー・ノウェルズ氏が講演しました。MORE (セミナー報告、pdfファイル、28KB)LINK(USAID)
  • 世銀・IMF PRSP実施プログレスレポート
    (2002年9月)世銀・IMFによるPRSP実施プログレスレポート(Poverty Reduction Strategy Papers --Progress in Implementation) が世銀・IMF合同開発委員会に提出されました。MORE(GRIPS報告)、LINK(レポート、pdfファイル)
  • PRSP担当局長が来日、意見交換
    (2002年7月)John Page世銀局長は日本の開発援助関係者の会合でPRSPの将来に対し柔軟な見解を示しました。 MORE
  • 世銀のMDGコスティングの背景
     (2002年5月)毎年400〜700億ドルのODA追加が必要と計算した職員に面会しました。MORE
  • WSSD(「持続可能な開発に関する世界首脳会議」)・タンザニア・イギリス出張報告(2002年8月〜9月)

  • 米国・イギリス・ドイツ出張報告(2002年2月)

  • 主要ドナーの取組み一覧(2002年2月〜3月時点)、ドイツ英国アメリカ

Copyright (c) 2009 GRIPS Development Forum.  All rights reserved. 
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1  GRIPS開発フォーラム Tel: 03-6439-6337  Fax: 03-6439-6010 E-mail: forum@grips.ac.jp