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エチオピアとの産業政策対話 APIR & GRIPS共同研究

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エチオピア産業政策対話がJICA理事長賞を受賞
(2016年11月)GRIPS開発フォーラムの大野健一と大野泉は、エチオピア産業政策対話への貢献により、第12回JICA理事長賞を受賞しました。メレス前首相との劇的な出会いにより、日本にとってアフリカで最初の産業政策対話は始まりました。JICAはもちろん、外務省・経産省など多くの機関とともに常に戦略を練り、エチオピアにとって最適な政策提言を模索してきました。7年の対話を経て、首相以下、エチオピアの方々と深い信頼関係を築けたと思います。受賞に感謝するとともに、これからも同国への知的貢献を続けていくつもりです。
 

GRIPS開発フォーラム勉強会のお知らせ 終了しました
「大卒技能実習生をスーパー経営・エンジニア人材へ―ベトナム人の若手知日企業家による講演―」
(2016年11月)GRIPS開発フォーラムは、今年度、大阪の(一財)アジア太平洋研究所(APIR)と連携して、「アジアの知日産業人材との戦略的ネットワーク構築」をテーマとする研究プロジェクトに取り組んでいます。
去る10月24日(月)、本プロジェクトの一環で、技能実習生出身で、帰国後に日系企業進出支援コンサルタントを経て、日本とベトナムのものづくりの懸け橋として2009年以降、人材育成会社を立ち上げた若手企業家、グエン・スアン・トウェン社長をハノイからお招きし、本学にて勉強会を開催しました。
ご講演資料等は>>> こちら

 
大野健一がタシケントの5大学で特別講義
(2016年10月)
大野健一著の日本経済史は、本学卒業生でウズベキスタンのアジモフ副首相のスタッフをつとめるナズレディノフ・ノディルベク氏のアレンジで2014年にロシア語翻訳されました。今回、同氏よりウズベキスタンの5つの大学で話してほしいとの依頼があり、大野は同国を訪問して日本経済および中所得の罠についての講義を行いました。さらに外資との合弁自動車企業を2社見学、イスマイロフ経済副大臣とも面会し、歴史的地理的にけして有利ではない条件下で、産業人材が高いレベルの経営や技術を習得しており、カイゼンの徹底やロボットを駆使する生産が実施されていることを確認しました。ウズベキスタンは独自の漸進主義でソ連崩壊後の経済危機を乗り越え、この十数年は平均8%の成長を遂げ、建物やインフラは急速に近代化されつつあります。11の選挙を経て、新政府が次にどのような開発を進めるのかが注目されます。
 
エチオピア産業政策対話を拡大継続
2016年8月)2008
年以来、GRIPS開発フォーラムはJICAとともに、エチオピアとの産業政策対話を首相、閣僚、政策の3レベルで実施してきました(フェーズ1&2)。エチオピアはすでに上級のカイゼン学習に入っており、5ヵ年計画(GTP2)での日本の意見の大幅採用、チャンピオン商品創成、輸出・外資政策、日系企業誘致などが進んでいます。エチオピアからは第3フェーズへの対話継続が要請されました。次の5年間は、JICAからオールジャパンへと産業協力を拡大するとともに、共同作業を通じて産業政策分析能力をエチオピアの研究機関に伝えることが予定されています。GRIPS開発フォーラムはJICAチームとともに2016年7月3日〜9日までエチオピアを訪問し、GTP2を踏まえた今後の両国間の協力の方向性について、意見交換しました。詳しくは出張報告をご覧ください。
第21回エチオピア出張報告書
(PDF423KB)           準備会合の詳細は>>> こちら
 
南ア自動車産業の現状突破の可能性はあるか
(2016年5月)南アフリカの日本大使館とJICAの招聘で、GRIPS開発フォーラムの大野健一は4月末に同国を訪問しセミナー・会合を実施し、同国の産業政策、とりわけ自動車政策を調査しました。南アは1994年の民主化以降、補助金を駆使して外資を誘致し、トヨタを筆頭に現在外資7社の工場集積があります。だが、世界不況、内需低迷、労働アドバンテージの欠如により、近年は年60万台規模の生産で低迷。また、産業人材や裾野産業より単純組立を優先しており、政策改訂が必要です。貿易産業省や日本勢は改訂を望んでいますが、情報を集め戦略を練り、政治や行政の壁を突破せねばなりません。この実施可能性を検討してきました。報告書をぜひ、ご一読ください。
南アフリカ出張報告
(PDF387KB)
 
エチオピア産業政策対話と政策調査記録集を発行
(2016年5月)GRIPS開発フォーラムはJICAと協力し、2008年よりエチオピア政府指導者との産業政策対話を継続しています。第2フェーズも終了に近づき、現在は第3フェーズの準備中です。政策対話と並行してカイゼン、チャンピオン商品開発などのJICA産業支援も進行しています。今回、政策対話第1~2フェーズの議事録と活動記録(日本語)およびエチオピアのための第3国政策調査(主として英語)を2巻にまとめ、ステークホルダーや関心のある方々に記録として公開しました。ぜひ、ご一読ください。
Volume 1
(日本語のみ 2.6MB)   Volume 2(英語+一部日本語 4.8MB)
 

ベトナムのやる気のある地方を支援中
(2016年4月)JICAベトナム事務所では、やる気とポテンシャルのある少数の省(Province)に対して協力と投資を集中させるプロジェクトが2015年より進行中です。成功すれば全国のモデルとなります。工業では北部のハナム省と南部のバリアヴンタウ省が選ばれ、GRIPS開発フォーラムの大野健一がリーダーとなって政策対話を実施しています。前者には裾野産業やハイテク農業、後者には重工業・ロジスティック・環境産業が誘致される予定です。4月18日にはバリアヴンタウ省の書記や幹部が訪日し、大野と共に経団連にて省政策を説明しました。ハナム省とバリアヴンタウ省の調査報告書をぜひお読みください。

ハナム省報告 (PDF964KB)    バリアヴンタウ省報告 (PDF742KB)
 

GRIPS開発フォーラムセミナー開催 「質の高い成長」のためのパートナーシップ
―ドイツと日本の途上国への産業開発協力・民間連携の経験、将来に向けて―
 終了しました
(2016年3月)GRIPS開発フォーラムは、ドイツ国際協力公社(GIZ)と、ドイツ手工業中央連盟(ZDH)の専門家を招聘し、ドイツ と日本の途上国への産業開発協力のアプローチと実践について理解を深めるセミナーを開催しました。日本側からは、日タイ経済協力協会(JTECS)、国際協力機構(JICA)、海外産業人材育成協会(HIDA)の代表から 、各組織の取り組みについても紹介頂きました。
議事録を掲載しました>>> こちら    セミナーの詳細・当日の資料は>>> こちら
 
エチオピア・ビジネスセミナーでの講演
--エチオピア産業政策のキーマンに聞く/変わるエチオピア、新たな「世界の工場」を目指して--

(2016年2月)去る2月16日、エチオピアの経済・産業政策のキーマンであるアルケベ・オクバイ首相経済顧問の来日に合わせて、JETROと駐日エチオピア連邦民主共和国大使館の主催で、上記エチオピア・ビジネスセミナーが行われました。GRIPS開発フォーラムの大野健一は、エチオピア産業政策研究者の一人として、エチオピアの産業政策と工業化について講演しました。 
【講演資料】 エチオピアの産業政策と工業化への取り組み
(PDF1,204KB)

 
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